拡張型・未来型ECサイトの構築|Orange EC様の記事によると

リユース業界では、近年このフリマアプリの台頭に頭を悩ませています。

フリマアプリで最も利用者数が多いのは「メルカリ」です。メルカリは近年アメリカにもサービス展開をおこなっており、世界での累計ダウンロード数は1億を突破しました。

2013年にサービスを開始し、アプリダウンロード数累計内訳は国内で約6,000万強、国外では約3,000万強となりました。国内ではフリマアプリを利用する人の94%がメルカリを利用しているという高いシェアを誇っています。
メルカリを介した商品取引額は月間で100億円以上にのぼります。2016年6月期の決算公告では、売上高は約122億円と発表されています。

メルカリの仕組みを簡単に説明すると、利用者はまずスマホ上でアプリをダウンロードし、もし商品を出品したい場合はアプリ内で販売したい物品を投稿します。
アプリ内で欲しい商品を見つけた人は出品者に質問や値段交渉をするなどして、両者が合意すると取引成立となります。購入者がメルカリに代金を支払うと商品が届けられるという仕組みになっています。

フリマアプリを利用する人が多くなったのは、以下のような理由が挙げられます。
●商品の買取価格や販売価格を事前に比較できる
●リサイクル店に商品を持ち込んで買い取ってもらうより高く売れる場合もある
●店舗に行かなくてもスマホさえあれば取引可能

リサイクルショップに持ち込んで商品を買い取ってもらう場合、リサイクルショップの言い値での買取になってしまうため、ほとんどの人は「できれば高く買い取ってもらいたい」と考えるのが普通でしょう。

メルカリが登場したのが2013年なので、短期間でこれほどまでに急成長を遂げたのはその便利さもそうですが「商品が高い値段で売れる可能性がある」ことです。
リサイクルショップに持ち込んで商品を安く買い叩かれるよりは、少しでも高く商品を買ってもらえる可能性のあるフリマアプリを利用するのは当然の流れと言えるでしょう。フリマアプリは梱包・配送手配の煩雑さが残りますが、実店舗に出向かなくても全ての取引がネットで完結しという手軽さも急成長の理由として挙げられます

今後リユース業が生き残るには?

リユース業界では実店舗のみでの買取を続けていくのは難しくなってくるでしょう。近年ではネットを活用した買取をおこなっているリサイクルショップもあります。今後はこのような実店舗とネットを活用した買取という手法をとるリサイクルショップは増えていくでしょう。

しかし、ネットでの買取販売を取り入れれば必ず成功するというわけではありません。
なぜならネットでは商品価格の比較が行われるため、フリマアプリやネットオークション、他の中古品販売業と商品価格を競うことになります。
そのため、リサイクルショップが商品価格以外で差別化を図るためには、出張買取や送料無料といったサービスを打ち出すことも重要になってきます。また、良い商品を仕入れるために売れそうなものを高い価格で買い取るといった高い調査能力も必要になります。

今後リサイクルショップが生き残っていくためには、リサイクルショップ独自の路線を出すなどして差別化を図り、高い価格で買取ができるということを示すことで質の高い商品の仕入れにつなげることが必要になるでしょう。

・・・となっています。

私達、出張買取専門のリサイクルショップオールマイティーでも数年前と比較いたしますと、確かに不用品の買取依頼が減少の傾向にあり、中でも小物の買取が特に減っているように思います。
上記にもありますようにフリマアプリを利用する人口の増加とともに個人間どおしで簡単に売買する方たちが増えていますので、当然のことながら出張買取専門のリサイクルショップを利用される場面も少なくなってきています。
不用品買取のリサイクルショップは、まさに生き残りをかけたサバイバル状態では御座いますが、効率アップやサービスの向上に努め、日々前進していきたいと思います。